みんなのいえ

 


 「古畑任三郎」でこの映画の脚本家、三谷幸喜にすっかり惚れてしまいました。

あら、この映画では脚本だけではなく監督までやっているのですね。特大ヒット作は無いと思いますが、なかなか多才な人ですね。

 

 監督の実体験を元にした、家を建てる事を中心にした物語です。

これは日本で映画を撮るにあたって非常に適当な題材の1つだったのではないでしょうか。出演者も豪華で、実際に家を一軒建ててしまったようですし、多分2時間ドラマでは脚本の良さを出し切れないでしょうし、演出的に莫大な予算を使う訳でもなく誰にでも楽しめるテーマを扱っていますもんね。

 のっけから褒めてしまいましたが、良かったのは飽くまで題材です。これをどう調理するかは脚本家の腕前なのですが、ちょっと前半は魅力が弱かったかな。エンディングに向けて、ハッピーエンドに向かっていく辺りからは俄然面白くなるのですが、それまでがちょっと退屈。

 

 僕は『ラヂオの時間』は観ていないのですが、この映画では長回しが頻繁に登場します。

とにかくワンシーンが長い。これは観ていて感動しちゃったなぁ。何度も何度もNGを出したのかも知れないですが、プロの俳優達の良い仕事を見せられた感じです。

 

 しかしこの映画、意外な所に意外にも豪華な人達が出ていて、あなどれませんぞ。

 

2001年6月10日鑑賞 


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